「夏目アラタの結婚」のジレンマ

ビッグコミックスペリオールで連載中の乃木坂太郎「夏目アラタの結婚」が面白い。
死刑間近の美少女殺人鬼と結婚するはめになった児童相談所職員の夏目アラタ。
もし妻が無罪になったらアラタは殺人鬼といっしょに暮らさなければならない。
って設定なんだが、ここ矛盾していないか?
少女が冤罪だったら、殺人鬼でも何でもなかった、ただのふつうの人だったことになる。
本当に数人を殺していたら、塀の中から出てこられない。
どちらにしろアラタが命の危険にさらされることはない。

ようは獄中結婚しましたってだけの話。
作者はうまくそこをボカして描いているけれど、もともと存在しない恐怖を煽るこけおどしにもそろそろ飽きてきたので、ここに記しておく。
もっとも少女がやはり連続殺人鬼で、そのうえで裁判官やら検事やらを全てだまし、無罪を勝ち取り、晴れて塀の外へ出る、という展開もないではないが、それはあまりにも現実味がなさすぎる。

#伊集院光 #三代澤康司 #浜村淳

平日の午前中のラジオが激戦区だ。
TBSラジオ伊集院光とらじおと」8時半~
ABCラジオ「ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です」9時~
MBSラジオありがとう浜村淳です」8時~

それぞれのセールスポイントをあげると、
伊集院光 フリートーク、ゲストコーナー
浜村淳 映画紹介、ゲストコーナー
三代澤康司 明るさ、歯に衣着せぬ物言い

注目すべきは三代澤康司
爆笑問題太田光がよくチェックしている。
先日の「M-1グランプリ 2020」で9位に終わったウエストランドは太田と同じ事務所で、M-1終了後「爆笑問題カーボーイ」にゲスト出演し、惨敗したことを太田にさんざんいじられていた。
その際太田は、ウエストランドM-1決勝の前に三代澤のラジオに出て、冴えないトークをしていたことにも言及している。
さらに三代澤の番組特有のあいさつ「ホンマミーア!」という言葉まで口にしていた。
太田が三代澤の名を出すのはこれが初めてではない。
あの太田光がマークしている人物ということで、注目していても損はないだろう。
ちなみに奥さまは元アイドルだとか。

今はラジコのタイムフリー機能があるから3つの番組のうちどれかを選ばなければならないということはない。
が、もしいっこだけということになれば、うーん、やっぱり伊集院光か。
インタビュアーとして優秀すぎる。
できればあれだけで2時間やっていただいてもいいくらい。

このごろの伊集院がよく話題にするのは「街から消えた食べ物屋さんを探せ」みたいな内容のコーナーのこと。
最近番組で取り上げた店が、リスナーからの指摘でじつは20年前にも取り上げられていたことが分かった。
本人はおろかスタッフ全員が忘れていたとのこと。

番組名は違えど、長く続いているコーナーだからある程度人気はあるのだろうが、けっこうみんな心の内ではどうでもいいと思っているのか。

それとも、かりにその店の関係者を見つけたとしても、ふたたびその味を味わえるということはほとんどないし、ましてスタッフにも聴取者にもその味自体わからないことだし、今後も分からないことだし、過去のことでどうでもいいという気持ちが先立ってしまうため、脳が真っ先に記憶を消去してしまうのかも知れない。

#伊集院光 #上沼恵美子

伊集院光上沼恵美子が直接絡んだというエントリではない。あしからず。

M-1グランプリを観た。
オール巨人上沼恵美子が審査員を降りたいと言ったそうだ。
制作側が必死に引き留めたということだが、かわりの審査員として伊集院光がいいのではないか。
昨日の「深夜の馬鹿力」での伊集院のM-1批評は実に的を射たものだった。

伊集院光のラジオが面白くなくなったと以前ここに書いた。
しかしそれは本人の問題ではないと思う。

多すぎるラジオショッピング。
売れない(つまり面白くない)タレントの大量起用。
CMや曲を細かく入れてトークを分断する。
スタッフのわざとらしい笑い声。

などが本人、または聴取者のテンションを下げているのではないか。
TBSだって利益を上げなければいけないのだから、CMや曲を入れるのは仕方がないかも知れない。

だがそうだとしたら、YouTubeでの番組違法アップロードを放置しているのは問題だ。
深夜の馬鹿力」を始め、伊集院の番組はそれこそ何十年もアップされ続けている。
その動画はご丁寧に曲やCMがカットされている。

これではスポンサーはたまったものじゃないだろう。
そしてYouTubeへの削除要請は、関係者じゃないとできないようだ。

伊集院へのギャラを払っているスポンサーが自社のCMを聴いてもらえていない。
それをTBSは何十年も放置している。
TBSはそれに気づいていないのだろうか。
どうもほっかむりしているような気がするのだが。

これは上沼恵美子の番組「こころ晴天」を放送しているABCラジオも同じことだ。
上沼へのギャラはスポンサーに出させておいて、YouTubeへの違法アップロードには知らん顔をしている。
直接腹が痛まなければこんなものなのかも知れない。

上沼の昨日のラジオだが、これが神がかり的に面白かった。
レギュラーの北村真平アナウンサーがコロナ云々で休んでおり、三代澤康司が代打で出ていた。
三代澤は以前この番組のレギュラーだったこともあり、息もぴったりだった。
上沼を実に気持ちよく喋らせていた。
何より驚くべきは、三代澤の声が上沼より大きいこと。
もちろんもう一人のレギュラー、モンスターエンジン西森洋一よりも大きい。
そして根が明るい。
この三人が絶妙な連携プレーを見せ、めちゃめちゃ感じの良い、何度でも聞き返したくなるような番組を作り上げてくれた。

正直に言うと、このまま三代澤にレギュラーを代わってほしいくらいだ。
北村真平はテレビーのレギュラーもあるし、まだ30代だし、タレントではなく会社員なのだから、それほどダメージはないだろう。
ずいぶんひどいことを書いているが、それほど三代澤、西森、上沼のトリオは素晴らしかった。

 

#メッセンジャー それゆけ!メッセンジャー

いやー、おもろいわー!
較べるのも何だが、ナインティナインのオールナイトニッポンより断然面白い。

ざっくり言うと、関西のラジオ番組は関東のより2割増しで面白い。
関東は、スタッフの愛想笑いをわざわざオンにするなどして「ウソ」が多すぎる。

#神田伯山 楽屋でブチぎれた件

伯山が「中村仲蔵」を熱演中、楽屋の師匠連中の話し声がうるさくて講談に支障をきたした。本来なら前座が楽屋をしずめるべきなのだが、それを怠ったために伯山が切れた。という話を本人がラジオでしていた。
そのさいにカメラを止めさせたことを面白おかしく語っていたが、これは少しおかしくないか。
伯山個人のYouTubeチャンネル「神田伯山ティービー」に流す動画を創るために、カメラを寄席の楽屋に持ちこみ、いろいろな芸人にカメラを向けている。
カメラが入っている以上、当たり障りのない話しかできない。
後輩や弟子を叱ることもはばかられる。
本来なら撮ってほしくはないはずだ。
だが、寄席の宣伝にもなるし、むげにも断われないから伯山に協力してあげている、というのが本音だろう。
しかもYouTubeの収益は伯山個人のものである。
(その後分配されているかどうかは知らない)
落語家連中にカメラのアシスタントをさせ、自身が楽屋入りする前からカメラを回させている伯山が、自分の都合の悪いとこはカメラを回させないというのはあまりにも自分勝手すぎる。
同番組の中で伯山はラジオの中で立川談春をサカナにしている。
これまでにも立川志らく春風亭一之輔などをネタにしてきた。
落語家連中が一講談師の伯山に反撃をしないのはいかにも情けない。
だれか気概のある落語の師匠がYouTubeチャンネルをつくり、講談師の二つ目あたりをADがわりにして、伯山にずっとカメラを向けるくらいのことはしてやってもいい。
「芸」でいじめられた中村仲蔵が、芸で見返した話を披露した伯山が楽屋へ戻り、うるさくしていた師匠連中には何も言わず、前座にぶち切れたというのは、人間の小ささが表われていて面白い。
本人が器の小ささを充分自覚しているから、笑いにもなるし人気もあるのだろう。
伯山に好き放題言われている落語家連中は、このままずっと舐められっぱなしなのだろうか。

#菅義偉 #王貞治

菅義偉総理が多人数で会食していたとバッシングされているが、同席したみのもんた杉良太郎がやり玉に挙げられていないのは王貞治も一緒だったからだろうな。

この国の最高権力者は菅総理ではなく「王さま」だったと。

 

#加藤綾菜 #加藤茶

TOKYO SPEAKEASYを聴く。
このご夫妻は年齢が離れているので、結婚当時「金目当て」とか「若い女ならいいのか」とか大バッシングされた。が、ここまで添いとげて今も仲睦まじいということは、我々の目はふし穴だったということだ。
話を聞いたかぎりでは、ものすごい亭主関白なようだ。奥さま、できた方なんだろうな。

#伊集院光 #伊集院光らじおと

昼のラジオも夜のも、笑えるところがなくなってしまった。
かろうじて「深夜の馬鹿力」のメールコーナーがまだ面白いが。
同じ事務所の売れないタレントを大量に出演させたり、ラジオショッピングでどの商品だろうが褒めたりするのだから、つまらないのも当たり前だ。昼のラジオはオープニングとゲストコーナーしか聴かなくなって久しい。
ところがなんと今日はオープニングからラジオショッピングをかましてきた。
聴くのはもうゲストコーナーだけでいいかも。
ありがとう浜村淳です」より伊集院光のほうをつまらないと感じる日が来るとは夢にも思わなかった。

#神田伯山 伯山ティービーと寄席。

「神田伯山ティービー」は好きだし、ずっと続けていただきたいが、ひとつ気になることがあるので書いておく。

最近は寄席の楽屋にカメラを持ちこみ、いろいろな芸人を映しているわけだが、YouTubeで得た利益はすべて伯山のものになっているのか。

寄席の関係者全員にはそのあたりのことが周知徹底されているのかということ。

かなりお年を召した師匠連中は、利益が発生していることを知らないのではないか。

仮に全員の了解を得ていたとして、「じゃあオレも」「オレも」といろんな芸人さんがカメラを持ちこみ始めてもいいのか。

前座や二つ目がそういうことをやっても誰も咎めだてしないのか。

そのあたりもふくめ、どうもすっきりした気持ちで観ることができないことを一応記しておく。

 

神田伯山は落語芸術協会を脱退しても良いのではないか。

基本、伯山師匠を褒めています。

先日、「講談師の神田伯山がYouTube動画の撮影の手伝いを落語家にさせているのは違和感」があると書いた。
撮影の手伝いをしているのか、させられているのか、その落語家の本心は定かではないが、高座のマクラで「カメラマンです」と言い、客が笑うというのはそれを当然と思っていない、何かしら引っかかるものを感じているからだろう。

それはそれとして、神田伯山が出演すると寄席が満員になる(そうでないときは客が来ない)という状況がある。
今の伯山なら日本全国どこに行っても数千人規模のホールを満席にできるだろう。
そんな講談師は伯山しかいない。

今のまま活動を続けても何の支障もない。
しかし、である。
もしその独演会の模様を自身のチャンネル「神田伯山ティービー」で流したらどうなるだろう。
数十万から百万を超える人が観ることになる。

コンテンツは同じでも、やりようによっては数千から数万倍の人が観てくれる。

伯山がこの誘惑にいつまで耐えきれるだろうか。

主催者の宣伝が下手だと、数十人から数百人しか集まらない。
寄席だと満員でも数百人。

しかし自由にカメラを持ち込める環境さえつくれば、100万人以上の人が観てくれる。
こうなってくると、はたしてこのまま芸協にいることが得策かどうか、という話になってくる。

高田文夫が言っていたが、伯山は芸能史に名を残すほどの傑出した才能だ。
それを分かろうとしない、分かりたくもない人たちが大勢いる。

この前配信された動画で席亭が映っていたが、まことに横柄な態度だった。
自分の立場が分かっているのだろうか。
もはや寄席などなくてもいい時代になってしまっているということを。
(どうせ絶滅はしないだろうからこんなことを書いている)

もし伯山が立川談志のように、梁山泊ならぬ伯山泊みたいなのを立ち上げても、充分やっていけるだろう。
そしてそっちのほうが講談の本筋、本流となっていくかも知れない。

ようは寄席でちまちまと数十人を相手にするような器ではなくなってしまったということだ。
そして目の前には数十万、数百万人を収容できる器が用意されている。

今まで育ててもらった義理もあるだろうが、いつまでもそこに縛り付けられているようなキャラクターでもないだろう。

最後にどうでもいいが、高田文夫太田光が何と言おうと、納得いかないなら伊集院光と和解する必要はない。

あと、ラジオの笑い屋きもい。

伊集院光。

最近の伊集院光はめっきりパワーダウンしてしまったが、野球関係者がゲストだとさすがにキラークエスチョンを連発する。
あとはホリプロの売れない後輩タレントを切って、ラジオショッピングで本音を言って、スタッフの営業笑いを強要しないで、歌舞伎の話を控えてくれれば。

伊集院光。

最近の伊集院光はめっきりパワーダウンしてしまったが、野球関係者がゲストだとさすがにキラークエスチョンを連発する。
あとはホリプロの売れない後輩タレントを切って、ラジオショッピングで本音を言って、スタッフの営業笑いを強要しないで、歌舞伎の話を控えてくれれば。

ファーストサマーウイカ。上沼恵美子。祇園。

ファーストサマーウイカが「上沼・高田のクギズケ!」に初出演。

上沼恵美子に対してだけでなく、他のひな壇芸人の話にも食い入るように聞き入っていた。

上沼のいちばん好きそうなタイプ。

今後、何度も番組に呼ばれるだろう。

 

一方、漫才コンビ祇園

ステージ衣装を買ってもらうほど上沼に気に入られているわりに、ラジオ番組のレギュラー(降板したカジサックこと梶原雄太の後釜)はモンスターエンジンの西森に定まったようだ。

 

イカのように、いやウイカ以上に話に割り込んでいく積極性が必要かも知れない。

 

岩井勇気。太田光。

爆笑問題太田光がラジオで「鬼滅の刃」について語ろうとして、「岩井が怒るから」と、言葉を濁していたので、書いておく。

ハライチ岩井が「鬼滅の刃」が大ヒットした理由は、大人に飛び火したからではなく、子どもに飛び火したからだ、みたいなことを言っているらしいがとんでもない勘違い。

週刊少年ジャンプに連載された作品でアニメになったものはたいがい子どもが人気を支えている。
僕のヒーローアカデミア
ワールドトリガー
ハイキュー!!
などなど。

それらがなぜ「鬼滅の刃」級のヒットに結びつかなかったのかというと、大人にまで飛び火させる力がなかったから。

ジャンプ作品は、まず子どもが食いつく。
そんなのは映画館に通っていれば自明。

岩井はたぶん映画館のふだんの客層がどんなものなのかを知らないのだろう。
観念でものを言っているだけ。